私たちは、貴社のブランドが輝き、測定可能な事業成果をもたらす、高性能のマーケティング機能と自律成長組織の構築を専門としています。
「CMO代行×組織コーチング」として、中小企業の事業・組織強化を支援する上村啓太が、部門間連携強化と新規事業創出について解説します。縦割り組織の弊害を乗り越え、全社一丸でイノベーションを生み出すための具体的なステップと、CMO代行が果たす役割を深掘りします。
はじめに:部門間の壁が事業成長を阻む時
中小企業の経営者の皆様、日々の業務で「部門間の連携がうまくいかない」「新しいアイデアが出ても、部署の壁があってなかなか形にならない」と感じることはありませんでしょうか?特に、新規事業を立ち上げようとする際、この「部門間の壁」は大きな障壁となり、せっかくの素晴らしいアイデアも「絵に描いた餅」で終わってしまうことが少なくありません。現代のビジネス環境は、目まぐるしいスピードで変化しており、顧客のニーズも多様化しています。この荒波の時代を乗り越え、持続的に成長していくためには、組織全体が一枚岩となり、部署間の垣根を越えて協力し合うことが不可欠です。
私はこれまで、CMO代行として数々の企業様と伴走し、売上二桁成長を8年連続で達成し、組織生産性を20%も向上させてきた経験があります。その中で痛感したのは、どんなに優れた戦略や最新技術があっても、最終的に事業を推進するのは「人」であり、その「人」が力を最大限に発揮できる「組織」の力が何よりも重要だということです。 本記事では、部門間のサイロ化を防ぎ、連携を強化する具体的な手腕と、新規事業のための協業体制をどのように構築していくかについて、私の経験と知見を交えてお伝えしたいと思います。
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部門間のサイロ化が引き起こす問題点
「サイロ化」とは、組織が縦割りになり、各部門が自分の領域に閉じこもり、他部門との連携が希薄になる状態を指します。この状態が慢性化すると、以下のような深刻な問題を引き起こします。
経営戦略の浸透不足と実行力の低下
部門がサイロ化すると、経営層が策定した戦略が、各部門の「自分ごと」として捉えられにくくなります。結果として、戦略が現場にうまく浸透せず、部門ごとに異なる目標を追いかけたり、部分最適な行動に終始したりする傾向が見られます。これでは、組織全体としての一貫した推進力が失われ、せっかくの戦略も計画倒れに終わってしまう可能性が高まります。 特に新規事業においては、既存事業の成功体験が足かせとなり、新しい挑戦への抵抗感が生まれることもあります。
情報共有の滞りと機会損失
部門間の情報共有が滞ると、貴重な顧客の声や市場トレンド、競合の情報などが、必要な部門にリアルタイムで伝わらなくなります。 例えば、営業部門が顧客から得たニーズが商品開発部門に伝わらなかったり、マーケティング部門が発見した新しい市場機会が事業開発部門に共有されなかったりすると、大きな機会損失に繋がります。これにより、顧客のニーズ変化への対応が遅れ、新しい価値提供のチャンスを逃してしまうことになります。
組織全体の生産性低下と従業員エンゲージメントの低下
部門間の連携不足は、業務の重複や非効率を生み出し、組織全体の生産性を低下させます。例えば、同じようなデータ収集や分析を複数の部門で行ったり、顧客からの問い合わせに対して部門間でたらい回しになったりするケースなどが挙げられます。また、自分の仕事が全体の中でどのような意味を持つのかが見えにくくなり、従業員のモチベーションやエンゲージメントが低下する原因にもなります。 優秀な人材が「この会社では自分の能力を最大限に活かせない」と感じ、離職に繋がる可能性も出てきます。
部門間連携を強化するための経営者の手腕
では、どのようにして部門間の壁を打ち破り、組織全体の連携を強化していけば良いのでしょうか。経営者が率先して以下の手腕を発揮することが重要です。
1. 全社共通のビジョンと目標の明確化
まずは、企業全体で目指すビジョンと、それを達成するための具体的な目標を明確に共有することから始めましょう。「北海道でニッチトップ企業になる」「お客様に最高の感動体験を提供する」など、シンプルでありながら、社員一人ひとりの心を揺さぶるようなビジョンを設定することが大切です。そして、そのビジョンに紐づく具体的なKPI(重要業績評価指標)を各部門で設定し、部門間の目標が連動していることを可視化します。 これにより、各部門が「自分たちの仕事が会社全体の目標にどう貢献しているか」を理解し、主体的に連携する意識が芽生えます。
2. 部門横断型プロジェクトの推進
新規事業開発や特定の課題解決など、複数の部門が協力しないと達成できないような部門横断型プロジェクトを積極的に立ち上げましょう。例えば、新サービスの企画・開発からマーケティング、営業、顧客サポートまでを一貫して担当するチームを編成するのです。この際、各部門からエース級の人材をアサインし、プロジェクトの成功が彼らの評価に直結するような仕組みを導入することも有効です。 これにより、部門間の壁を意識することなく、共通の目標に向かって協力し合う経験を積むことができます。
3. 定期的な情報共有と対話の場の設定
部門間の情報共有は、偶発的に任せるのではなく、意識的に仕組み化することが重要です。週次または月次で、各部門の進捗や課題、成功事例などを共有する定例ミーティングを設定しましょう。ここでは、単なる業務報告に留まらず、フランクな意見交換やブレインストーミングの時間を設けることで、互いの業務への理解を深め、新たなアイデアが生まれる土壌を育むことができます。私の組織コーチングでは、この「対話の場」を非常に重視しています。KPTフレームワーク(Keep/Problem/Try)などを活用し、感情も交えながら正直に話し合える環境を整えることで、組織は「学習する組織」へと進化していきます。
4. 経営層による部門間連携の奨励と評価
経営層自身が、部門間の連携を積極的に奨励し、その成果を正当に評価する姿勢を示すことが不可欠です。例えば、部門間の協力によって生まれた成果を全社に発表し、関係者を称賛する機会を設けるなど、連携の重要性を組織全体に発信するのです。評価制度にも、個人の成果だけでなく、他部門との協力度合いや貢献度を反映させることで、より連携を意識した行動を促すことができます。
新規事業のための協業:CMO代行と組織コーチングの役割
特に新規事業を成功させるためには、既存の枠組みにとらわれない柔軟な協業体制が求められます。ここで、「CMO代行」と「組織コーチング」が果たす役割は非常に大きいと私は考えています。
CMO代行:外部視点での「勝ち筋」と実行エンジンの提供
新規事業は、既存事業とは異なる市場や顧客層をターゲットにすることが多いため、社内のリソースやノウハウだけでは限界がある場合があります。ここでCMO代行は、外部の専門家として客観的な視点から市場調査、商品設計、ブランディング、マーケティング戦略の立案、実行までを包括的に支援します。私は「感性と論理の両輪」を強みとしており、データに基づいた緻密な戦略構築はもちろん、お客様の心を深く理解し、心揺さぶるブランド体験を創造するお手伝いをします。
また、新規事業はスピードが命です。AIを活用したコンテンツ生成や広告運用など、最新のデジタルマーケティング技術を導入することで、限られたリソースの中でも最大の効果を生み出し、競合他社に対して優位性を築くことが可能です。私のCMO代行サービスは、AIを活用した効率的な集客を実現し、事業の成長を加速させます。まさに、戦略を「絵に描いた餅」にせず、確実に成果へと繋げる「強力な実行エンジン」として機能します。
組織コーチング:自律的で創造的なチームの育成
どんなに優れた戦略があっても、それを実行するのは「人」です。新規事業は不確実性が高く、前例のない課題に直面することも多いため、社員一人ひとりが自律的に考え、行動し、困難を乗り越える力が求められます。私の組織コーチングは、まさにこの「人の力」を最大限に引き出すことに注力します。
中間管理職のリーダーシップを育成し、メンバーが主体的に課題解決に取り組む文化を醸成します。「月一回のフィードバック」を流儀とし、メンバー一人ひとりが「なりたい姿」と「すべきこと」を重ね合わせ、自らの「WILL(したいこと)」と「CAN(できること)」を明確にし、「MUST(すべきこと)」に取り組むプロセスを支援します。これにより、現場のメンバーが「自分ごと」として新規事業に深く関わり、アイデアを自律的に生み出し、実行していく土壌が育まれます。 挑戦する人を称賛する文化を醸成し、失敗を恐れずに新しいことへ挑戦できる最強のチームを築きます。
部門間連携強化から生まれる新規事業の可能性
部門間の連携が強化され、組織全体が一体となることで、新規事業の成功確率は飛躍的に高まります。
1. 顧客ニーズの多角的理解と新商品・サービス開発
営業、マーケティング、カスタマーサポートなど、様々な部門が顧客と接点を持っています。これらの部門間で顧客の声を共有し、深く分析することで、既存事業では見えなかった潜在的なニーズや、新たな市場の隙間(ニッチ)を発見できます。例えば、顧客からのクレームが、実は全く新しいサービス開発のヒントになることもあります。部門間の壁がなくなれば、これらの情報がスムーズに共有され、より多角的にお客様を理解し、本当に必要とされる新商品やサービスを生み出すことができるようになります。
2. スムーズなプロモーションと市場浸透
新規事業の立ち上げにおいて、効果的なプロモーションは不可欠です。部門間の連携が取れていれば、マーケティング部門が策定した戦略を営業部門が理解し、顧客へのアプローチに活用したり、広報部門がメディア戦略と連動させて情報発信したりするなど、一貫性のあるメッセージで市場に浸透させることが可能になります。AIを活用したコンテンツ生成や広告最適化により、このプロセスをさらに効率的かつ強力に推進できるでしょう。
3. 継続的な改善と成長サイクル
新規事業は、一度立ち上げたら終わりではありません。市場からのフィードバックを素早く収集し、改善を繰り返していくことが成功の鍵となります。部門間の連携が強固であれば、顧客からのフィードバック、販売データ、広告効果など、様々な情報を迅速に集約・分析し、改善策を立案・実行するPDCAサイクルを高速で回すことができます。私のCMO代行サービスは、データ分析と高速PDCAサイクルを重視しており、勘に頼らない意思決定で施策効果を最大化し、無駄なコストを削減します。 これにより、新規事業を継続的に成長させていくことが可能になります。
まとめ:北海道の中小企業が次のステージへ進むために
北海道の中小企業の皆様が、事業の停滞を打ち破り、次のステージへと進むためには、マーケティング戦略の強化はもちろんのこと、組織内部の連携を深め、全社員が主体的に動ける強い組織を築くことが不可欠です。 部門間の壁を乗り越え、感性と論理の両輪で事業と組織を動かす「超伴走型CMO」として、私は皆様の挑戦を全力でサポートしたいと考えています。
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