私たちは、貴社のブランドが輝き、測定可能な事業成果をもたらす、高性能のマーケティング機能と自律成長組織の構築を専門としています。
社員一人ひとりが「自分ごと」として捉え、自律的に動き、最高の価値を提供できる「心理的安全性」の高い組織を構築することに注力しています。これは、技術の力と人の情熱、この両輪で貴社の事業を力強く前進させるための重要な要素です。
なぜ「心理的安全性」が創造性を育むのか?
多くの企業で「社員がなかなか育たない」「組織が自律的に動いてくれない」という課題を耳にします。これらの課題の根底には、心理的安全性の不足が潜んでいることが少なくありません。心理的安全性とは、チームのメンバーが、自分の意見や懸念、アイデアを、何の遠慮もなく率直に発言できる状態を指します。もし組織の中に「こんなことを言ったら否定される」「失敗したら責められる」という不安があれば、メンバーは委縮し、本来持っている能力や創造性を発揮できません。
例えば、新しいマーケティング施策を検討する会議で、若手社員が「このアイデアはどうか?」と提案しようとしたときに、「もし失敗したら自分の責任になるのではないか」「過去に同じようなアイデアが却下されたから、今回も無理だろう」と感じてしまうと、そのアイデアは日の目を見ることなく消えてしまいます。しかし、心理的安全性が確保された環境であれば、たとえそのアイデアが未熟であっても、建設的なフィードバックが与えられ、チーム全体でより良い形へと磨き上げられる可能性が生まれます。
私自身、かつて強引なトップダウンでメンバーを動かそうとし、組織が崩壊寸前になった経験があります。その時の学びは、リーダーシップとは単に数字を上げることだけではなく、メンバー一人ひとりの個性や想いを理解し、彼らの可能性を引き出すことの重要性でした。心理的安全性が高まることで、メンバーは安心して「挑戦」し、失敗から「学び」、そして新たな「創造」を生み出すことができるようになります。
▼壁打ちMTGを希望する

心理的安全性を阻害する「見えない壁」を認識する
心理的安全性を高めるためには、まずそれが阻害される要因、つまり「見えない壁」が何であるかを認識することが重要です。多くの場合、これらの壁は無意識のうちに築かれており、組織の成長を阻害しています。
過去の成功体験がもたらす「硬直化の壁」
「これまでこうやってきたから」「以前のやり方で成功したから」といった過去の成功体験は、時に新たな挑戦を阻む壁となります。特に、市場の変化が激しいBtoC業界では、過去の「勝ちパターン」が今日の「正解」とは限りません。しかし、これまでの成功に固執するあまり、新しいアイデアや異なる意見を受け入れられない空気があると、心理的安全性は低下します。メンバーは「どうせ言っても無駄だ」と感じ、発言を控えるようになります。
私自身、営業でトップの成績を叩き出していた頃、「自分のやり方が一番正しい」と信じ、周りの意見に耳を傾けなかった時期がありました。結果として、組織崩壊寸前にまで追い込まれた経験があります。この経験から、「自分が良いと思ったものだけを信じ、疑うことなく突き進む」ことの危険性を痛感しました。変化を恐れず、過去の成功体験も客観的に見つめ直す姿勢が、心理的安全性を高める第一歩です。
評価制度と連動する「失敗への恐怖の壁」
失敗が個人の評価に直結し、ネガティブな影響を与えるという認識があると、メンバーは新しいことへの挑戦をためらいます。例えば、新しいマーケティングチャネルの開拓を提案した結果、目標が未達だった場合に、その担当者が厳しく評価される文化があれば、誰も新しい挑戦をしようとはしません。現状維持が「安全」だと判断されてしまうのです。
企業にとって、売上や利益は当然重要です。しかし、そこに至るまでの「挑戦のプロセス」や「失敗から得られた学び」も同様に評価されるべきです。失敗を「次への糧」と捉え、再挑戦を奨励する文化を醸成することが、心理的安全性を高める上で不可欠です。私もかつて、失敗を恐れて「どうしたら怒られないか」を考えていた時期がありましたが、本来の創造性はそこからは生まれません。
コミュニケーション不足による「信頼の壁」
部門間の壁や、経営層と現場の間のコミュニケーション不足も、心理的安全性を阻害します。情報が共有されず、意思決定のプロセスが不透明だと、メンバーは不信感を抱き、「自分たちの意見は聞いてもらえない」と感じてしまいます。結果として、エンゲージメントが低下し、組織全体のパフォーマンスが伸び悩む原因となります。
私が以前事業会社にて組織改革に取り組んだ際、全国のメンバー全員と1on1で面談し、変革の必要性と未来像を共有することに尽力しました。これは、メンバーとの信頼関係を築き、同じ方向を向いて進むための重要なステップでした。コミュニケーションを通じて互いの理解を深め、信頼を構築することで、心理的安全性の基盤が築かれます。
組織コーチングが心理的安全性をもたらす具体的なアプローチ
それでは、心理的安全性を高め、創造性を育む組織をどのように構築していくのでしょうか。私が提供する組織コーチングは、以下の5つのステップを通じて、経営層と現場が一体となり、自律的な成長を促す環境を創造します。
ステップ1:みんなを知る(信頼関係の構築)
最初のステップは、チームメンバーがお互いのことを深く知り、信頼関係を構築することです。リーダーは、メンバー一人ひとりの個性、強み、そして仕事に対する価値観を理解することから始めます。例えば、Wantedlyに掲載した私の紹介文「誰ひとり置いていかない」という言葉は、チームメンバーについての考えの根底にある想いを表しています。
具体的には、個別面談やチームビルディングセッションを通じて、仕事の目標だけでなく、個人の夢や情熱、そして大切にしていることを共有する場を設けます。私自身、過去の経験から、メンバーの可能性を知ってから「高く遠くに行くには全員で力を合わせるべきだ」と考えるようになりました。お互いを深く知ることで、それぞれの得意を活かし、苦手を助け合える土壌が育まれます。
ステップ2:今の状況を共有する(本音の対話)
次に、チーム全員で現在の状況を正直に話し合います。ここでは、事実だけでなく、各自が感じている感情も包み隠さず共有することが重要です。「何がうまくいっているのか(Keep)」「何が問題なのか(Problem)」「次に何を試したいのか(Try)」というKPTフレームワークを活用し、ポジティブな側面もネガティブな側面もフラットに議論します。
このプロセスを通じて、メンバーは「自分の意見が受け入れられる」という安心感を抱き、心理的安全性が醸成されます。私との「壁打ちセッション」では、この本音の対話を特に重視しています。データや論理だけでは見えない、貴社やあなた自身の可能性に「気づき」、自ら「行動」を起こすための「CUE(きっかけ)」を創り出すことを目指します。
ステップ3:なりたい(ありたい)姿を描く(ビジョンの共有と共感)
現状を共有した上で、チーム全体で将来の具体的なビジョン、「なりたい(ありたい)姿」を描きます。これは単なる売上目標だけでなく、チームとしてどのような価値を提供したいのか、どのような文化を築きたいのかといった、感性に訴えかけるビジョンも含まれます。
そして、このビジョンを、メンバー一人ひとりの個人的な「Will(したいこと)」「Can(できること)」「Must(すべきこと)」と重ね合わせることで、自分ごととして捉えられるように導きます。個人の情熱と組織の方向性が重なる領域を見つけることで、モチベーションが向上し、主体的な行動が促されます。私が三景スタジオで「世界に轟くような会社を創りたい」という夢を大西さんと共有し、メンバーと共に「お客様の心を動かすビジュアル」を追求したように、共通のビジョンはチームを強くする原動力となります。
ステップ4:テーマを決める(挑戦と行動の具体化)
描いたビジョンを実現するために、具体的な行動テーマを複数(3〜5つ程度)に絞り込み、担当者を決めます。ここでは、メンバーが「心が踊る領域」で挑戦できるよう、個人の特性や強みを考慮したアサインメントを重視します。
そして、KPTフレームワークを用いて、それぞれのテーマに対する具体的な「Try(試したいこと)」を設定します。挑戦は、常に「ギリギリで攻める」ことで、大きな成長につながります。この段階で重要なのは、失敗を恐れずに挑戦する文化を醸成することです。挑戦する人を称賛し、失敗からも学びを得る機会とすることで、心理的安全性がさらに高まります。
ステップ5:フィードバック(月1回継続)
最後に、月に一度のフィードバックミーティングを継続的に実施します。これは単なる反省会ではなく、前に進むための時間です。設定した目標に対して、メンバーが「Special(素晴らしい)」「Good(良かった)」「More(もっとできる)」で自己評価を行い、成長を言葉で表現します。私自身が司会進行を務め、強く、明るくなる言葉を全員で使うことを意識します。
このフィードバックサイクルを通じて、メンバーは自身の成長を実感し、次の目標を自ら決定します。そして、このミーティングで得られた気づきや行動プランは、各チームにも展開され、組織全体に自律的な成長のサイクルが浸透していきます。これにより、CMO代行の支援が終了した後も、貴社自身で持続的な成長を継続できる「学習する組織」が確立されます。
まとめ:感性と論理の両輪で、未来を創造する組織へ
心理的安全性の高い組織は、単に働きやすいだけでなく、創造性、生産性、そして変化対応能力が高いという強固な競争優位性を持ちます。それは、社員一人ひとりが持つ潜在能力を最大限に引き出し、自律的に成長し続けることができる「感性と論理の両輪」が回る組織です。
私、上村啓太の「超伴走型CMO」プロジェクトは、北海道の企業を「ニッチトップ」へと導くだけでなく、その過程で、貴社の中に眠る「人」の可能性を覚醒させ、未来を創造するチームを共に築き上げていくことをお約束します。
事業の停滞を打ち破り、次のステージへ進みたいと本気で願う経営者の皆様。その「変わりたい」という強い想いこそが、未来を拓く最初の「CUE」です。まずは、無料の「HNT戦略壁打ちセッション(60分)」で、貴社の現状と未来について、私とお話ししませんか? 私たちが、あなたの会社の最初の「CUE」となることを心から願っています。
お問い合わせはこちらから:
▼HPのURL: https://velet.jp/
▼個別MTG用のURLはこちら: https://timerex.net/s/uemurankeitan_baea/7942e040
Let’s keep in touch.
Follow us on Twitter and Instagram.