私たちは、貴社のブランドが輝き、測定可能な事業成果をもたらす、高性能のマーケティング機能と自律成長組織の構築を専門としています。
はじめに:なぜ、あなたのクリニックには患者さんが来ないのか?
「最新の医療機器を導入したのに」「立地も悪くないはずなのに」「多額の費用をかけて広告を出しているのに」――。そうした努力にもかかわらず、患者さんが思うように増えないという悩みを抱えるクリニック経営者は少なくありません。もしかしたら、その原因は、あなたが「集客」だと考えていることのずっと手前、あるいはずっと奥にあるのかもしれません。多くのクリニック経営者様とお話しする中で、共通して見えてくるのは、目先の集客施策ばかりに目が行き、その根幹にある「クリニックのあり方」や「患者さんの感情」が見過ごされているという現実です。
集客とは、単に人を集めることではありません。それは、「このクリニックに行きたい」「この先生に診てもらいたい」という患者さんの強い意志を育むプロセスです。そして、その意志は、最新の設備や派手な広告だけでは生まれません。では、一体何が欠けているのでしょうか?これからお話しするのは、多くのクリニック経営者が気づいていない、しかし、患者さんから圧倒的に選ばれるクリニックになるために不可欠な「集客の盲点」です。
▼壁打ちMTGを希望する

1. 盲点その1:「誰に、どんな価値を提供したいか」が曖昧なブランディング
貴院の「らしさ」は、患者さんに伝わっていますか?
まず最初の盲点は、「クリニックのらしさ」が明確でないことです。多くのクリニックは「地域密着の医療を提供します」といった、どのクリニックにも当てはまるようなメッセージを発信しがちです。しかし、患者さんが求めているのは、単なる医療サービスではなく、そのクリニックならではの「安心感」や「特別な体験」です。たとえば、キッズスペースが充実している小児科、プライバシーに配慮した設計の美容クリニック、特定の疾患に特化した専門性の高い内科など、その「らしさ」が明確なほど、患者さんは「自分にとって最適な場所だ」と認識しやすくなります。
「ブランディング」というと大げさに聞こえるかもしれませんが、これは「貴院は、誰の、どんな悩みを、どのように解決するのか」を言語化し、一貫して伝える活動です。この「あり方」を突き詰めることで、価格競争に巻き込まれることなく、ファンとして通い続けてくれる患者さんを獲得することができます。特に北海道札幌には多くのクリニックが存在するからこそ、この「らしさ」を研ぎ澄ませることが、地域で抜きんでるための第一歩となるでしょう。
創業の想いを「ストーリー」に変える力
貴院が生まれた「なぜ」を、もう一度深く掘り下げてみてください。どんな課題を解決したくて、このクリニックを開業されたのでしょうか?その熱い想いは、今もスタッフ全員に共有されていますか?患者さんは、その「創業の原点」や、これまでの歴史の中で乗り越えてきた困難、そして医師やスタッフの「人柄」に触れたときに、強い共感を覚えます。
こうしたストーリーは、ホームページの「院長挨拶」や「当院について」のページで、定型文ではない、あなた自身の言葉で語られるべきです。また、院内の掲示物やパンフレット、スタッフの対応一つひとつにも、その想いが反映されていることが理想です。患者さんは、ただ治療を受けるのではなく、ストーリーのある「人」と「場所」を求めています。この人間味こそが、競合には真似できない、貴院だけの圧倒的な差別化要因になります。
2. 盲点その2:患者さんの「感情のファネル」を無視した集客施策
広告費をかけても患者さんが来ない本当の理由
次に陥りがちなのが、患者さんが来院に至るまでの「感情のプロセス」を理解せずに、集客施策を打ってしまうことです。一般的なマーケティングファネルに置き換えて考えてみましょう。患者さんがクリニックを認知し、興味を持ち、来院を検討し、最終的に予約・来院に至るまでには、いくつかのステップがあります。多くのクリニックは「認知」や「検討」の段階にだけお金をかけ、その先の「行動」を促す仕組みが手薄になっている傾向があります。
たとえば、「駅広告を出したのに反響がない」「チラシを配ったのに問い合わせがない」という場合、それは「認知」はされたものの、次のステップに進むための情報や動機付けが不足している可能性が高いです。患者さんは、広告を見てすぐに予約するわけではありません。広告で貴院の存在を知った後、必ずWebサイトで情報収集をします。そのWebサイトに、来院を後押しするような「決定的な理由」がなければ、残念ながらそこで離脱してしまいます。
患者さんの不安を解消する「コンテンツ」の力
では、患者さんはWebサイトで何を求めているのでしょうか?それは、「自分の悩みが本当に解決できるのか」という不安の解消です。特に、クリニックの場合は、専門的な情報だけでなく、医師の経歴や人柄、治療方針、院内の雰囲気、そして同じ悩みを抱えていた患者さんの「声」が重要になります。
Webサイトやブログ、SNSなどで、病気や治療法に関する専門知識をわかりやすく解説するコンテンツ、スタッフ紹介、院内ツアー動画、治療を受けた患者さんのインタビューなどを発信することで、患者さんは「このクリニックなら信頼できそう」「この先生なら安心して任せられる」と感じ、来院へのハードルが下がります。これは、単に情報を並べるのではなく、患者さんの感情に寄り添い、共感を生むための「コンテンツマーケティング」という考え方です。
3. 盲点その3:「口コミ」を成長のエンジンとして活かせていない
Google口コミは「集客ツール」ではない。「信頼の証」だ。
3つ目の盲点は、口コミの力を軽視、あるいは誤解していることです。特に店舗ビジネスであるクリニックにおいて、Googleビジネスプロフィール(Google My Business、MEO)の口コミは、新規患者さんが来院を検討する上で最も影響力のある情報の一つです。しかし、多くのクリニックが、口コミを「集客ツール」ではなく、「たまに来る患者さんからの感想」程度にしか捉えていません。
口コミは、患者さんがクリニックの良し悪しを判断する上で、医師やスタッフの専門性と同じくらい重要な要素です。「星の数」だけでなく、そこに書かれている「具体的な内容」が、次の患者さんの来院を決定づけると言っても過言ではありません。良い口コミは、貴院の強みを第三者の視点から証明してくれる貴重な資産となりますし、厳しい口コミも、改善のヒントを与えてくれる重要なフィードバックです。
口コミを「集める」のではなく、「生まれる仕組み」を作る
では、どうすれば良い口コミが増えるのでしょうか?それは、単に「口コミを書いてください」とお願いするだけでは不十分です。患者さんが「このクリニックの良さを誰かに伝えたい」と心から思えるような、感動的な体験を提供することが何よりも大切です。受付での温かい声かけ、待ち時間への配慮、丁寧でわかりやすい説明、そして何よりも、患者さんの心に寄り添う医療。そうした一つひとつの積み重ねが、自ずと口コミという形で表現されます。
さらに、寄せられた口コミには、必ず丁寧な返信をすることが重要です。良い口コミには感謝の気持ちを、厳しい口コミには真摯に受け止める姿勢を見せることで、貴院の誠実さが伝わり、新たな信頼を生むきっかけになります。口コミは「患者さんとの対話」であり、その対話を丁寧に積み重ねることが、クリニックの評価を押し上げ、持続的な集客に繋がっていくのです。
3-2医療も「サービス業」であると捉えるマーケティング視点の重要性
「医療」と「サービス」は別物です。
しかし、患者さんがクリニックを選ぶ時代において、もはや医療機関も「サービス業」の視点を持つことが不可欠で大きく差別化できるポイントです。
現代の患者さんは、治療技術の高さだけでなく、受付での対応、待ち時間への配慮、院内の清潔感や居心地の良さ、そして何よりも「自分に寄り添ってくれるか」という感情的な満足度を重視しています。こうした患者さんの期待に応えるための視点こそが、マーケティング思考なのです。
特に、北海道札幌のクリニック市場は競合がひしめき合っており、医療技術だけで差別化を図るのは難しくなっています。だからこそ、患者さんの来院前から来院後までの一連の流れを「顧客体験(CX)」として捉え、いかに心地よい空間や時間を提供できるかが、選ばれ続けるための重要な要素となります。この「サービス業」としての意識を持つことは、これからのクリニック経営において、最も大きな伸びしろを秘めていると言えるでしょう。
3-3空間デザインとホスピタリティが創る「また来たい」という感情
クリニックの空間は、単に治療を行う場所ではありません。それは、患者さんの不安や緊張を和らげ、安心感を与えるための「ホスピタリティ空間」です。受付の雰囲気、待合室の椅子や照明、流れる音楽、そしてスタッフの笑顔一つひとつが、患者さんの心に深く影響を与えます。例えば、美容クリニックであれば「非日常感」、小児科であれば「楽しさや安心感」など、ターゲットとする患者さんの感情に合わせた空間デザインは、強力なブランディングとなり得ます。
私たちは、こうした「空間」と「ホスピタリティ」をマーケティング戦略の一部として捉え、患者さんが「また来たい」と自然に思える仕組みづくりをサポートします。これは、高額なリフォームをすることだけを意味するのではなく、例えば「待合室に患者さんの声を集めたボードを置く」「キッズスペースの絵本を定期的に入れ替える」といった小さな工夫から始めることができます。こうした細やかな配慮の積み重ねが、患者さんの心を掴み、口コミという形で広がり、持続的な集客へと繋がっていくのです。
4. 盲点その4:現場の「実行力」が追いついていない
絵に描いた餅で終わる「戦略」
最後に、最も重要でありながら見過ごされがちな盲点。それは、「素晴らしい戦略があっても、それを実行する現場の力がなければ意味がない」ということです。どんなに完璧なマーケティング戦略を立てても、それを実際に動かすのは、医師であり、看護師であり、受付のスタッフです。彼ら一人ひとりが、患者さんに最高の体験を提供するための「アンバサダー」とならなければ、その戦略は「絵に描いた餅」で終わってしまいます。
「集患」の目標数だけを伝えても、スタッフのモチベーションは上がりません。彼らにとっての「仕事の意義」や「やりがい」を明確にし、なぜその集客施策が必要なのかを丁寧に伝え、共感を得ることが不可欠です。スタッフが自ら「もっと患者さんに喜んでもらいたい」という気持ちで動けるようになれば、その熱意は必ず患者さんに伝わります。そして、それがまた、口コミやリピートという形で、新たな集客に繋がっていくのです。
組織コーチングで「自走するチーム」を作る
私たちは、この「現場の実行力」を最大化するために、「組織コーチング」というアプローチを組み合わせています。これは、トップダウンで指示を出すのではなく、スタッフ一人ひとりの潜在能力を引き出し、自律的に考え、行動し、結果を出せるチームへと変革していくプロセスです。月次のフィードバックミーティングなどを通じて、目標設定の共有、課題の深掘り、そして小さな成功体験を積み重ねていくことで、チーム全体が「自分たちで集客を成功させている」という強い自信を持つことができます。
「患者さんが来ない」という悩みは、決して集客だけの問題ではありません。それは、クリニックの「あり方」が曖昧だったり、患者さんの感情に寄り添えていなかったり、技術的な問題、あるいは現場のチームが自律的に動けていなかったりする、複合的な課題のサインです。私たちと一緒に、その根本原因を一つひとつ見つめ直し、患者さんから圧倒的に選ばれる、地域で唯一無二のクリニックを目指しませんか?
まとめ:停滞感を打ち破るための次のステップ
クリニックの集客で停滞感を感じているなら、一度立ち止まって、今日の記事で挙げた4つの盲点をチェックしてみてください。
ブランディングの再定義: 貴院の「らしさ」を言語化し、一貫して伝えていますか?
感情のファネルの理解: 患者さんが来院に至るまでの感情のプロセスを考慮した施策を打っていますか?
口コミの活用: 口コミをただの感想ではなく、信頼の証、そして成長のエンジンとして活かせていますか?
現場の実行力: スタッフが自律的に考え、行動できるチームになっていますか?
これらの問いに「はい」と即答できない部分があるなら、それは貴院がさらに成長するための大きな伸びしろです。 もし、この課題を一緒に解決していきたいと感じられたなら、ぜひ一度、気軽にご相談ください。無料の個別セッションでお話をお伺いし、貴院だけの「突破口」を一緒に探しましょう。
【超伴走型CMO】代表 上村啓太からのメッセージ
変化を恐れる必要はありません。 「もっと成長したい」「地域でNo.1になりたい」というあなたの強い想い、それこそが、事業を動かす最大の原動力です。 私がこれまで培ってきた「思考法」と「実践力」、そして「組織を育てる力」を、今度は貴社の成長のために使いたいと心から願っています。 もし今、少しでも「変わりたい」という気持ちがあるなら、ぜひ一度お話ししましょう。
あなたの「きっかけ(CUE)」は、もうすぐそこにあるかもしれません。
まずは一度、貴社のお悩みをお聞かせください。無料の壁打ちセッションでお待ちしております。
CMO代行の詳細はこちら URL:https://velet.jp/
個別セッションMTG用URL https://timerex.net/s/uemurankeitan_baea/7942e040/
Let’s keep in touch.
Follow us on Twitter and Instagram.