私たちは、貴社のブランドが輝き、測定可能な事業成果をもたらす、高性能のマーケティング機能と自律成長組織の構築を専門としています。
御社の『社訓』は、ただのスローガンになっていませんか?
「こんにちは、CMO代行兼組織コーチングの専門家、上村啓太です」。
皆さんは、日々の経営の中でこんな風に感じたことはありませんか? 「うちは『お客様第一』って掲げているけど、現場のスタッフは本当にそう思っているのかな…」 「『挑戦する企業風土』を謳っているけど、新しいアイデアを出してもなかなか実行されない…」
素晴らしい理念や企業文化を掲げているのに、それが社員の皆さんに浸透せず、ただのスローガンになってしまっている。これは多くの中小企業で起きている、非常に深刻な課題なんです。なぜなら、その状態が続くと、社員の皆さんのモチベーションが下がったり、会社としての成長が停滞したりするからです。
特に、売上不振や組織の停滞感を感じている経営者の方は、この問題を真剣に考えるタイミングかもしれません。表面的なマーケティング施策だけでは解決できない、根深い原因がそこにあることが多いんです。今日の記事では、企業文化を単なる言葉で終わらせず、具体的な行動や売上に繋がる『生きる文化』へと変えていくためのマーケティング戦略について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
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企業文化が浸透しないと、なぜ売上は伸びないのか?
「企業文化なんて、売上には直接関係ないだろう」と思われがちですが、実は全くそんなことはありません。企業文化の浸透は、マーケティング活動の根幹をなす、非常に重要な要素なんです。
まず、企業文化が浸透していない組織では、社員一人ひとりの行動に一貫性が生まれません。お客様と接する店舗スタッフ、電話応対する事務員さん、SNSを更新する担当者など、タッチポイントごとに会社の印象がバラバラになってしまうんです。お客様は、統一感のないサービスを受けると「この会社は一体何を大切にしているんだろう?」と不安を感じ、信頼を失ってしまいます。
結果として、お客様は価格や利便性だけでサービスを選ぶようになり、価格競争の渦に巻き込まれていきます。これは、中小企業にとって最も避けたい状況です。企業文化が浸透していないと、独自の価値を伝えきれず、お客様に「この会社でなければならない理由」を提供できなくなってしまうのです。
企業文化を浸透させるマーケティングは「インナーブランディング」から始まる
では、どうすれば企業文化を組織全体に浸透させることができるのでしょうか?その答えは、「インナーブランディング」にあります。インナーブランディングとは、社内の従業員に企業の理念や価値観を理解し、共感してもらうための活動のことです。これは、お客様に伝える「アウターブランディング」と対をなす、ブランディングの土台となるものです。
企業文化を浸透させるには、まず「自社は何者なのか?」を言語化することから始めます。創業時の想いや、何のために事業を行っているのかというパーパス、そして大切にしている価値観を、経営者自身が改めて見つめ直す必要があります。この段階で、私たちは経営者との対話を通じて、貴社ならではの「らしさ」を掘り起こすお手伝いをします。
この「らしさ」が明確になることで、マーケティング活動の軸が定まり、すべての施策に一貫性が生まれます。例えば、「お客様の笑顔を最高の報酬とする」という文化があれば、SNSの投稿内容も、接客マニュアルも、全てその理念に基づいて作られるようになります。これが、インナーブランディングの第一歩であり、企業文化を浸透させるマーケティングの始まりです。
チームの「内なる声」を引き出すコーチングの重要性
企業文化を浸透させるためには、経営者の一方的なトップダウンだけでは不十分です。社員一人ひとりが「自分ごと」として捉え、行動に移すことが不可欠だからです。そこで重要になるのが、組織コーチングの視点です。
私たちは、単に戦略を提示するだけでなく、幹部やリーダー層を対象にしたコーチングセッションを通じて、彼らの内なる声を引き出します。例えば、月次のフィードバックMTGでは、目標に対する評価だけでなく、「この目標に対して、自分はどんな貢献ができたか?」といった自己評価を促し、社員の主体的な成長をサポートします。
また、チーム全体で「KPTフレームワーク」を活用して、Keep(よかったこと)、Problem(課題)、Try(次に挑戦すること)を話し合う場を設けることで、日々の業務に企業文化をどう活かしていくかを考える機会を創出します。このような対話の場を継続的に設けることで、企業文化が「誰かが決めたルール」ではなく、「自分たちが作り上げるもの」へと変わっていくんです。
企業文化を『行動』へと変えるための具体的なマーケティング施策
企業文化を浸透させるための具体的なマーケティング施策は、多岐にわたります。インナーブランディングを土台に、以下のような施策を組み合わせることで、文化が『行動』へと変わっていくのです。
一つ目は、「発信文化」の醸成です。社員一人ひとりが会社の魅力を語れるようになることが、企業文化を浸透させる最もパワフルな方法です。例えば、私たちは社員の皆さんがSNSで会社の取り組みやお客様とのエピソードを自由に発信できるよう、そのノウハウを指導します。
二つ目は、「顧客ストーリー」の共有です。お客様が貴社のサービスを使って、どんな感動や変化を体験したのか、というストーリーを社内で共有することは、企業文化の価値を再認識する良い機会になります。お客様からの感謝のメッセージや口コミを共有することで、社員の皆さんは自分たちの仕事が誰かの役に立っていることを実感し、モチベーションを高めることができます。
三つ目は、「社内報」や「ブログ」の活用です。社員が自ら企業の理念やバリューについて語るコラムを掲載したり、部門横断的なプロジェクトの進捗を共有したりすることで、組織全体の一体感を高めます。これは、私たちCMO代行が外部の視点からサポートすることで、より客観的で魅力的なコンテンツになります。
企業文化を浸透させるための「3つのステップ」
では、実際に企業文化を浸透させるためには、どのようなステップを踏めば良いのでしょうか。ここでは、私たちのこれまでの経験に基づいた、3つの重要なステップをご紹介します。
ステップ1:『現在地』と『ありたい姿』を明確にする まず、貴社の「現在地」を客観的に把握することから始めます。今、社員の皆さんはどのくらい企業文化を理解し、共感しているのか、どんな課題を抱えているのかを、アンケートやヒアリングを通じて洗い出します。そして、経営者が思い描く「理想の組織像」を具体的に言語化します。この「As is/To beギャップ」を明確にすることで、これから進むべき方向がはっきりと見えてきます。
ステップ2:『実行』を習慣化する仕組みを構築する 次に、明確になった「ありたい姿」を実現するための実行計画を立て、それを継続できる仕組みを構築します。この段階では、現場のリーダーや幹部の方々と一緒に、具体的な行動目標(KPI)を設定し、定期的なフィードバックMTGの場を設けます。この会議では、ただ目標の進捗を確認するだけでなく、企業文化に沿った行動ができたかどうかも評価の対象とします。
ステップ3:『文化』を社内外に発信する 最後に、浸透し始めた企業文化を社内外に発信していきます。社内報やブログ、SNSを活用して、社員の感動的なエピソードや、お客様からの感謝の声などを積極的に共有します。これにより、文化はさらに強固なものとなり、社内のエンゲージメントが高まるだけでなく、お客様や求職者に対しても、貴社の魅力が伝わりやすくなります。
社訓を力に、さらに『スピリットブック』にするためのCMO代行と組織コーチング
創業の想いを言語化したのが社訓ならば、企業文化はその社訓のもとに形成されます。
大切にしている社訓も、年に一回の読み上げでは、行動ベースに昇華せず、従業員には浸透しません。
さらには外部環境が目まぐるしく変化する中で、自分たちの軸をぶらさずに、着実に進めていくには、外部から言語化し、形にし、従業員に伝えていくプロセスに伴走するパートナーの存在が不可欠です。
私たちCMO代行は、単にマーケティングのプロフェッショナルとして、戦略や施策を提案するだけではありません。組織コーチングの専門家として、幹部や社員の皆さんの潜在能力を引き出し、自律的な成長を促すことで、企業文化をスピリットブックにするお手伝いと、実行力に変えていきます。
社員一人ひとりが「自分はこの会社に貢献している」と実感し、共通の目標に向かって情熱を持って取り組む。そんな強い組織を築くことができれば、売上は後から必ずついてきます。なぜなら、その組織は、お客様に最高の価値を提供し続けられるからです。
CMO代行の仕事とは?中小企業経営者が知っておくべきこと
CMO代行は、最高マーケティング責任者として、企業のマーケティング活動全般を外部から支援するサービスです。しかし、私たちのCMO代行は、単に広告運用やSNS投稿を代行するのではありません。
私たちは、企業の成長の根幹にある「企業文化」と「組織力」に焦点を当て、マーケティング戦略と組織コーチングを融合させることで、持続的な成長を実現します。
具体的には、市場分析からブランド戦略の策定、商品・サービスの企画、Web集客から営業活動の改善まで、フルファネルで包括的にサポートします。それに加えて、経営層や幹部との「壁打ち」を通じて、データに基づいた意思決定プロセスを確立し、社員が自律的に動ける組織へと変革していくためのコーチングを行います。
これにより、外部の専門的な視点と、内部の実行力を両立させることが可能になります。短期的な売上向上だけでなく、長期的な企業価値向上を目指す中小企業にとって、CMO代行は非常に有効な選択肢です。
まとめ:企業文化は、事業成長の最も強力な武器
この記事を通じて、企業文化の浸透が、売上向上と組織強化の両方にとって、いかに重要であるかをお伝えしてきました。企業文化は、社員の皆さんのエンゲージメントを高め、サービスの一貫性を生み出し、結果としてお客様からの信頼を勝ち取るための、最も強力な武器です。
この武器を研ぎ澄ますためには、インナーブランディングを土台としたマーケティング戦略と、社員の主体性を引き出す組織コーチングの両輪が必要です。 もし、御社が今、売上や組織に停滞感を感じているのであれば、それはまさに、企業文化を見つめ直し、それを『生きる力』に変える絶好のチャンスです。
ぜひ、私たちと一緒に、御社に眠る可能性を覚醒させ、次のステージへと踏み出しましょう。
【CMO代行組織コーチング】北海道札幌市のマーケティング&コーチングカンパニー
URL:https://velet.jp/
個別セッションMTG用URL https://timerex.net/s/uemurankeitan_baea/7942e040
マーケティング&コーチング用語集
CMO(Chief Marketing Officer):最高マーケティング責任者のこと。企業のマーケティング活動全般を統括する役割を担います。
インナーブランディング:社内の従業員に向けて、企業の理念や価値観を浸透させる活動。組織の一体感を高め、従業員のエンゲージメントを向上させることを目的とします。
アウターブランディング:社外の顧客や市場に向けて、企業のブランドイメージを形成する活動。広告や広報、SNSなどを通じて行われます。
パーパス:企業の存在意義。社会に対して「何のために存在するのか」という根本的な問いに対する答えです。
KPI(Key Performance Indicator):重要業績評価指標。目標達成に向けたプロセスを評価するための具体的な指標です。
KPTフレームワーク:Keep(よかったこと)、Problem(課題)、Try(次に挑戦すること)の頭文字をとったフレームワーク。チームでの振り返りや改善点の洗い出しに活用されます。
フルファネルマーケティング:顧客の購買プロセス全体(認知から購入、ロイヤルティ形成まで)を網羅的に捉え、各段階に合わせたマーケティング施策を設計する考え方。
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