「会議、変えたいんだよな…」と思っているあなたへ
毎週月曜9時。定例会議。
スマホをいじる社員。 あくびを隠す管理職。 「特にありません」を連発する営業チーム。
「この会議、意味あるのかな…」
そう思ったこと、ありませんか?
札幌で9,000セッションの組織コーチングを行ってきた私は、多くの経営者から同じ悩みを聞いてきました。
「会議を変えたい。でも、どう変えればいいか分からない。」
今日は、VELETがクライアント企業と時間をかけて辿り着いた、会議を「未来を創る時間」に変える方法をお話しします。
会議がうまく機能しない、本当の理由
よくある会議の流れ
9:00 開始
9:05 社長挨拶「今月も頑張りましょう」
9:10 営業部「先週の売上は…」(準備してきた資料を読み上げ)
9:20 制作部「先週の案件は…」(同じく資料を読み上げ)
9:30 管理部「特にありません」
9:35 社長「何か質問は?」 → シーン…
9:40 社長「では、今週も頑張ってください」
9:45 終了
→ 全員、何も変わらずに席に戻る
この会議がうまく機能しない3つの理由
理由1: 時間軸がごちゃ混ぜになっている
「先週の数字」(過去)
「今週の予定」(現在)
「来月の目標」(近未来)
「3ヶ月後の戦略」(中期)
→ 全部を1つの会議でやろうとしている
→ 結果、どれも中途半端
→ 焦点が定まらない
理由2: 参加者の役割が整理されていない
経営者・幹部・現場リーダー・スタッフ
→ 全員同じ会議に参加
→ 誰に何を話せばいいか分からない
→ 立場によって必要な情報が違う
→ 本音を話しにくい
理由3: 準備に時間をかけすぎている
「来週までに資料作ってきて」
「PowerPointにまとめて報告して」
→ 社員は資料作りに時間を使う
→ 会議は「資料の読み上げ」になる
→ その場で考え、議論する時間がない
VELET流: 時間軸 × 役割で会議を整理する
これは一朝一夕では完成しません。
クライアント企業(札幌の制作会社・社員15名)と6ヶ月かけて試行錯誤し、ようやく辿り着いた形です。
会議の全体設計
会議を「時間軸」と「役割」で整理すると、こうなります。
会議名 | 頻度 | 参加者 | 時間軸 | 目的 |
|---|
戦略会議 | 月次 | 幹部+VELET(最大5名) | 3ヶ月先以降 | 構造と優先順位を整理 |
MGR会議 | 月次 | 幹部+現場MGR+VELET(最大5名) | 3ヶ月先を見て今を決める | 7割で進める意思決定 |
週次レビュー | 週次 | 運営本部+VELET | 今週 | 視点を揃える |
KFS報告 | 週次 | 運営本部→VELET | 今週の数字 | 異常値チェック |
4つのポイント:
✅ 時間軸で分ける(3ヶ月先 / 今週)
✅ 役割で分ける(幹部 / 現場MGR / 運営本部)
✅ 人数を絞る(最大5名)
✅ 準備させすぎない(口頭中心)
月次|戦略会議(3ヶ月先以降を見る場)
基本設計
参加者: 幹部 + VELET(最大5名)
時間: 90-120分
頻度: 月1回
見る時間軸: 3ヶ月先以降
この会議で扱うこと
1. 3ヶ月後のゴール確認(10分)
→ 「3ヶ月後、どうなっていたい?」
2. 現状の構造分析(30分)
→ 「今、何が本質的な課題か?」
→ 表面的な問題と本質的な課題を分ける
3. 優先順位の決定(30分)
→ 「今、最も重要なことは何か?」
→ 「何をやらないか?」を決める
4. 戦略の骨子(30分)
→ 「どういう手で勝つか?」
→ 抽象的でOK、具体策はMGR会議で
大切にしていること
✅ 資料は最小限、口頭中心
✅ 「今週どうする?」は話さない
✅ 「3ヶ月後」だけを見る
✅ 具体的な実行策は出さない(MGR会議の役割)
なぜ幹部だけなのか?
現場MGRがいると「今すぐできること」に引っ張られやすい。
幹部だけだからこそ、少し先の未来を純粋に考えられる。
月次|MGR会議(3ヶ月先を見て、今を決める場)
基本設計
参加者: 幹部 + 現場MGR + VELET(最大5名)
時間: 90~120分
頻度: 月1回(戦略会議の後)
見る時間軸: 3ヶ月先を見ながら、今週〜今月を決める
この会議で扱うこと
1. 戦略の共有(20分)
→ 戦略会議で決めた方向性を共有
→ 幹部が現場MGRに伝える
2. 「7割で進める」意思決定(40分)
→ 「完璧じゃなくても、今週から何を始める?」
→ 「誰が、何を、いつまでに?」を決める
→ 細部は詰めない、大枠だけ
3. 障害の確認(30分)
→ 「これをやるために、何が必要?」
→ 「経営判断が必要なことは?」
→ その場で意思決定
「7割で進める」という考え方
完璧な計画を作ってから動くと:
→ 計画に時間がかかる
→ 市場が変わる
→ 結局、実行されない
7割の情報で意思決定し、走りながら修正すると:
→ 今週から動ける
→ 実行しながら学べる
→ 振り返ると大きく進んでいる
実例:
戦略会議で決めたこと:
「3ヶ月後、新規顧客を月10社獲得できる体制を作る」
MGR会議での意思決定:
「完璧な営業資料を作るのは後回し。
今週、今ある資料で10社訪問してみよう。
反応を見てから資料を改善していこう。」
→ 7割で進める
→ 走りながら修正
→ 3ヶ月後、実際に新規顧客が増えた
週次|週次レビュー(視点を揃える場)
基本設計
参加者: 運営本部 + VELET
時間: 60分
頻度: 週1回
見る時間軸: 今週
この会議で扱うこと
1. 現場の声(25分)
→ 「今週、現場で何が起きてる?」
→ 「お客様から何を言われた?」
→ 「スタッフの様子はどう?」
資料なし、口頭のみ
思い出しながら話す
2. 気になる兆候(25分)
→ 「何か違和感ある?」
→ 「いい兆候は?悪い兆候は?」
→ 数字には出ていない「空気」を共有
3. 来週の注意点(10分)
→ 「来週、気をつけることは?」
なぜこれが大切なのか?
幹部は現場を「数字」で見る
運営本部は現場を「実感」で見る
この2つの視点を週1で揃えることで:
→ 幹部の意思決定の質が上がる
→ 現場の声が戦略に反映される
→ ズレが早期に見つかる
週次|KFS報告(異常を早期発見する場)
基本設計
参加者: 運営本部 → VELET(1on1)
時間: 15分
頻度: 週1回
見る時間軸: 今週の数字
この会議で扱うこと
1. KFSの数字確認(5分)
→ 売上、新規、リピート、離脱など
→ 前週比、前年比
2. 異常値のチェック(5分)
→ 「いつもと違う数字はある?」
→ 「なぜその数字になった?」
3. 次のアクション(5分)
→ 「このままでいい?」
→ 「何か手を打つ必要がある?」
なぜ1on1なのか?
全体会議で数字の細部を話すと時間がかかる
1on1だから、細かい質問ができる
1on1だから、率直に話せる
資料を準備しすぎない、という選択
「資料を準備する」ことの功罪
メリット:
デメリット:
❌ 準備に時間がかかる
❌ 「整った話」しかしなくなる
❌ その場で考える時間がなくなる
❌ 本音が出にくくなる
VELETが大切にしていること
✅ 資料は最小限
✅ 口頭で、その場で考える
✅ 考えながら話す
✅ 話しながら気づく
実際のMGR会議での会話例:
幹部: 「今月、新規顧客10社獲得するために、何が必要だと思う?」
現場MGR: 「うーん…営業の人数が足りないかもしれません」
VELET: 「今、何社くらい訪問していますが?」
現場MGR: 「週5社くらいです」
VELET: 「成約率は?」
現場MGR: 「3社に1社くらい…あ!」
VELET: 「どうしました?」
現場MGR: 「成約率を上げれば、訪問数を増やさなくてもいいんですね」
VELET: 「成約率、今なぜ3割なんでしょうね?」
現場MGR: 「正直、提案が弱いんです。お客様の課題を深く聞けてない」
幹部: 「じゃあ、今週から、訪問前にお客様の課題を3つ仮説立ててみよう」
現場MGR: 「はい、やってみます!」
口頭で話すことの力:
✅ その場で考える
✅ 深掘りしながら本質が見える
✅ 「訪問数」ではなく「成約率」が本質と気づく
✅ 実行したくなる
実際の変化(6ヶ月かけて)
クライアント企業の状況(Before)
札幌の制作会社(社員15名)
会議: 週1回の定例会議のみ
参加者: 経営者、幹部、現場MGR、スタッフ全員
資料準備: 毎週3時間
内容: 資料の読み上げのみ
結果: 議論なし、決定なし、行動変化なし
変革のプロセス(6ヶ月)
Month 1-2: 会議の分離を試行
✅ まず「戦略会議」と「MGR会議」を分けてみる
✅ 最初は混乱…「これで大丈夫?」という不安
✅ 幹部は「現場MGRを入れないと不安」という声
Month 3: 資料を減らす実験
✅ 「資料は最小限、口頭中心」を試す
✅ 最初は戸惑いの声
✅ でも、徐々に慣れる
✅ 「口頭の方が本音が出る」という実感
Month 4: 週次レビュー開始
✅ 運営本部との週次レビューを開始
✅ 「現場の実感」が幹部に伝わるようになる
✅ 「視点が揃う」感覚を実感
Month 5-6: 組織の変化
✅ MGR会議で「7割で進める」が定着
✅ 実行スピードが上がる
✅ 「うち、変わってきたよね」という実感
結果(6ヶ月後)
指標 | Before | After |
|---|
会議の数 | 1種類 | 4種類(役割分担) |
資料準備時間 | 週3時間 | ほぼ0時間 |
意思決定サイクル | 1ヶ月 | 1週間 |
新規提案数 | 月5件 | 月15件 |
会議満足度 | 2.3/5.0 | 4.6/5.0 |
定性的な変化:
✅ 幹部「現場MGRを信じて任せられるようになった」
✅ 現場MGR「7割で進めていいから、動きやすい」
✅ 運営本部「週次レビューで視点が揃うから、幹部の意図が分かる」
まとめ: 会議は「設計」で変わる
会議がうまく機能しないのは、設計の問題です。
時間軸と役割を整理すれば、会議は変わります。
ただし、すぐには変わりません。 6ヶ月かけて、じっくり型を創っていきます。
VELET流「時間軸 × 役割」の会議設計:
会議名 | 頻度 | 参加者 | 時間軸 | 目的 |
|---|
戦略会議 | 月次 | 幹部+VELET | 3ヶ月先以降 | 構造と優先順位を整理 |
MGR会議 | 月次 | 幹部+現場MGR+VELET | 3ヶ月先を見て今を決める | 7割で進める意思決定 |
週次レビュー | 週次 | 運営本部+VELET | 今週 | 視点を揃える |
KFS報告 | 週次 | 運営本部→VELET | 今週の数字 | 異常値チェック |
4つのポイント:
1. 時間軸で分ける(3ヶ月先 / 今週)
2. 役割で分ける(幹部 / 現場MGR / 運営本部)
3. 人数を絞る(最大5名)
4. 資料は最小限、口頭中心
変化は、時間をかけて訪れます。
でも、確実に変わります。
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✅ 時間軸×役割での会議設計
✅ 戦略会議・MGR会議のファシリテーション
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