私たちは、貴社のブランドが輝き、測定可能な事業成果をもたらす、高性能のマーケティング機能と自律成長組織の構築を専門としています。
札幌でCMO代行・組織コーチングを展開するVELET代表の上村啓太です。
今日は、多くの経営者が抱えている「ある違和感」についてお話しします。
少し個人的な話から始めさせてください。
目標達成しているのに、年末が寂しかった
私はかつて、フォトスタジオで営業部長を務めていました。
毎年、目標を達成していました。数字だけ見れば、順調そのものです。
でも、年末に会社を出るとき、いつも同じ感覚がありました。
「なぜか、寂しい」
達成感があるはずなのに、どこか空っぽ。 成果は出ているのに、手応えがない。 「来年も同じことを繰り返すのか」という、静かな疲労感。
当時の私は、この感覚の正体が分かりませんでした。
ただ、「これは何かがおかしい」とは感じていました。
あなたにも、こんな瞬間はありませんか
もしあなたが経営者やリーダーなら、似たような感覚を持ったことがあるかもしれません。
日曜の夜、翌週のことを考えると少し気が重い
忙しいのに、「何のためにやっているのか」がぼんやりしている
成果は出ているけど、このまま続けていいのか分からない
興味深いのは、この違和感を感じているのが「うまくいっていない人」ではなく、「順調な人」に多いということです。
数字が悪ければ、原因は明確です。改善すればいい。
でも、数字は良いのに手応えがない——この状態は、原因が見えにくい。だから厄介なのです。
もし今、あなたが同じような感覚を持っているなら、それは事業を見直す良いタイミングかもしれません。
「忙しさ」の構造を分析する
この違和感の正体を探るために、まず「忙しさ」の構造を整理してみましょう。
多くの場合、売上の成長と経営者の稼働時間は比例しています。
お客様が増えれば、対応する時間も増える。 案件が増えれば、管理する業務も増える。 事業が成長すれば、判断を求められる場面も増える。
つまり、売上が伸びた分だけ、経営者自身の時間が削られているという構造です。
この構造のままでは、売上が伸びるほど経営者の余白は減り、「本来やりたかったこと」に使える時間がなくなっていきます。
これが、「順調なのに手応えがない」という感覚の正体です。
当時の私も、まさにこの状態でした。
成果は出ている。でも、自分の時間と体力を削って数字をつくっている。周りへの配慮も足りなくなっていたように思います。
問題は売上ではありません。**売上の「つくり方」**です。
仲間の笑顔を見て、気づいたこと
転機は、ある日突然やってきました。
ふと、一緒に働いている仲間たちの顔を見たときのことです。
みんな、笑っていました。楽しそうに働いていました。
その瞬間、思ったのです。
「この空間を、自分がつくっているのか」
目標達成のために走り続けていた私は、いつの間にか「数字をつくる人」になっていました。
でも、本当にやりたかったのは、「人が活きる場所をつくること」だったはずです。
仲間の笑顔を見て、ようやくそのことに気づきました。
そして、自分のやり方を変えようと決めました。
仕事を3つの箱に仕分ける
では、具体的に何を変えたのか。
私が実践したのは、「3つの箱に仕分ける」という考え方です。
今あなたが抱えている仕事をすべて書き出し、以下の3つに分類してみてください。
【箱①】やめる(STOP)
対象:やめても事業に影響がない業務
慣習で続けているが、成果に直結していない会議や報告
「以前からやっているから」という理由だけで残っている作業
他社もやっているから、という理由で始めた施策
判断基準: 「この業務をやめたら、売上や顧客満足度に影響があるか?」 答えがNOであれば、やめる候補です。
【箱②】任せる(DELEGATE)
対象:自分以外でも対応できる業務
手順が決まっているルーティン業務
経験を積めば、社員やパートナーでも対応可能な仕事
自分がやると早いが、他の人でも70%の品質は出せる仕事
判断基準: 「この業務を、3年後も自分がやっているか?」 答えがNOであれば、任せる候補です。
補足: 私自身、「任せる」ことが最も難しかったです。「自分がやった方が早い」「クオリティが心配」——そう思っていました。
でも、信じて任せること。そして、100%の完璧主義をやめること。
この2つを意識したとき、変化が起きました。
任された側に「自律的な気持ち」が芽生え、「会社を良くしていきたい」という人が増えていったのです。
【箱③】集中する(FOCUS)
対象:自分にしかできない、事業の未来をつくる仕事
新規事業や新サービスの構想
重要な顧客との関係構築
組織のビジョンや方向性を考えること
自分が「これをやるために経営している」と思える仕事
判断基準: 「この仕事をしているとき、時間を忘れて没頭できるか?」 答えがYESであれば、ここに時間を集中させるべきです。
仕分けを実行するコツ
1. まず「やめる」から始める 空白をつくらなければ、集中する時間は生まれません。
2. 「任せる」は70点で合格とする 完璧を求めると、いつまでも手放せません。
3. 「集中する」時間を、先にスケジュールに入れる 空いた時間でやろうとすると、他の業務に押し出されてしまいます。
事業の再定義という選択肢
ここまでお読みいただいて、「仕事の仕分け」は理解できたけれど、それだけでは根本的な解決にならない——そう感じた方もいるかもしれません。
その感覚は正しいと思います。
仕事の仕分けは、あくまで「やり方」の改善です。しかし、違和感の根本にあるのは、「何のためにこの事業をやっているのか」という問いではないでしょうか。
創業当初に描いていたビジョン。 お客様に届けたかった価値。 自分自身が実現したかったこと。
忙しさの中で、それらが少しずつ薄れていることに気づいているからこそ、「順調なのに手応えがない」と感じるのだと思います。
私がVELETで提供したいのは、単なる業務の効率化ではありません。
事業そのものを再定義し、経営者が「本来やりたかったこと」に立ち戻るための支援です。
VELETが目指す「Transformation Design」
最後に、VELETとしてのスタンスをお伝えさせてください。
私は、便利な作業代行ではなく、「変革の設計者(Transformation Designer)」でありたいと考えています。
目の前の売上を伸ばすことではなく、売上の「つくり方」を見直すこと。 忙しさの構造を解体し、経営者が集中すべきことに時間を使えるようにすること。 そして、「何のためにこの事業をやっているのか」を一緒に問い直すこと。
これが、VELETが掲げる「Transformation Design(変革の設計)」です。
→ Transformation Designについて詳しく見る
あの年末の寂しさは、今なら分かります。
数字は達成していたけれど、「自分が本当にやりたかったこと」からは遠ざかっていた。
その違和感を、心が教えてくれていたのだと思います。
もし今、あなたが同じような感覚を持っているなら、それは変化のサインです。
違和感を感じているということは、現状に満足していないということ。 現状に満足していないということは、もっと良くなる可能性があるということ。
その可能性を、一緒に形にしていければと思います。
戦略に 体温を。
事業の再定義を、一緒に考えませんか?
VELETでは、Transformation Designを通じて、経営者の事業再定義を伴走支援しています。
「順調だけど、このままでいいのか」と感じている方、まずはお話を聞かせてください。
→ Transformation Designの詳細はこちら
→ お問い合わせ
まとめ
売上は伸びているのに手応えがない——その違和感は事業を見直すタイミング。札幌のCMO代行・上村啓太が、フォトスタジオ時代の経験をもとに、仕事を「やめる」「任せる」「集中する」の3つに仕分ける方法を解説。信じて任せ、完璧主義をやめることで、組織に自律的な気持ちが芽生える。VELETは「Transformation Design(変革の設計)」として、経営者が本来やりたかったことに立ち戻るための支援を行う。
VELET代表 上村啓太 戦略に 体温を。
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