2026/02/20

事業を再定義するために私が見直したこと

売上は順調。でも、どこか手応えがない——その違和感は、事業を見直すタイミングかもしれません。札幌のCMO代行・上村啓太が、自身のフォトスタジオ時代の経験をもとに、忙しさの構造と事業再定義の考え方を解説。仕事を「やめる」「任せる」「集中する」に仕分ける方法。

上村啓太

2026/02/20

事業を再定義するために私が見直したこと

売上は順調。でも、どこか手応えがない——その違和感は、事業を見直すタイミングかもしれません。札幌のCMO代行・上村啓太が、自身のフォトスタジオ時代の経験をもとに、忙しさの構造と事業再定義の考え方を解説。仕事を「やめる」「任せる」「集中する」に仕分ける方法。

上村啓太

私たちは、貴社のブランドが輝き、測定可能な事業成果をもたらす、高性能のマーケティング機能と自律成長組織の構築を専門としています。

札幌でCMO代行・組織コーチングを展開するVELET代表の上村啓太です。

今日は、多くの経営者が抱えている「ある違和感」についてお話しします。

少し個人的な話から始めさせてください。

目標達成しているのに、年末が寂しかった

私はかつて、フォトスタジオで営業部長を務めていました。

毎年、目標を達成していました。数字だけ見れば、順調そのものです。

でも、年末に会社を出るとき、いつも同じ感覚がありました。

「なぜか、寂しい」

達成感があるはずなのに、どこか空っぽ。 成果は出ているのに、手応えがない。 「来年も同じことを繰り返すのか」という、静かな疲労感。

当時の私は、この感覚の正体が分かりませんでした。

ただ、「これは何かがおかしい」とは感じていました。

あなたにも、こんな瞬間はありませんか

もしあなたが経営者やリーダーなら、似たような感覚を持ったことがあるかもしれません。

  • 日曜の夜、翌週のことを考えると少し気が重い

  • 忙しいのに、「何のためにやっているのか」がぼんやりしている

  • 成果は出ているけど、このまま続けていいのか分からない

興味深いのは、この違和感を感じているのが「うまくいっていない人」ではなく、「順調な人」に多いということです。

数字が悪ければ、原因は明確です。改善すればいい。

でも、数字は良いのに手応えがない——この状態は、原因が見えにくい。だから厄介なのです。

もし今、あなたが同じような感覚を持っているなら、それは事業を見直す良いタイミングかもしれません。

「忙しさ」の構造を分析する

この違和感の正体を探るために、まず「忙しさ」の構造を整理してみましょう。

多くの場合、売上の成長と経営者の稼働時間は比例しています。

お客様が増えれば、対応する時間も増える。 案件が増えれば、管理する業務も増える。 事業が成長すれば、判断を求められる場面も増える。

つまり、売上が伸びた分だけ、経営者自身の時間が削られているという構造です。

この構造のままでは、売上が伸びるほど経営者の余白は減り、「本来やりたかったこと」に使える時間がなくなっていきます。

これが、「順調なのに手応えがない」という感覚の正体です。

当時の私も、まさにこの状態でした。

成果は出ている。でも、自分の時間と体力を削って数字をつくっている。周りへの配慮も足りなくなっていたように思います。

問題は売上ではありません。**売上の「つくり方」**です。

仲間の笑顔を見て、気づいたこと

転機は、ある日突然やってきました。

ふと、一緒に働いている仲間たちの顔を見たときのことです。

みんな、笑っていました。楽しそうに働いていました。

その瞬間、思ったのです。

「この空間を、自分がつくっているのか」

目標達成のために走り続けていた私は、いつの間にか「数字をつくる人」になっていました。

でも、本当にやりたかったのは、「人が活きる場所をつくること」だったはずです。

仲間の笑顔を見て、ようやくそのことに気づきました。

そして、自分のやり方を変えようと決めました。

仕事を3つの箱に仕分ける

では、具体的に何を変えたのか。

私が実践したのは、「3つの箱に仕分ける」という考え方です。

今あなたが抱えている仕事をすべて書き出し、以下の3つに分類してみてください。

【箱①】やめる(STOP)

対象:やめても事業に影響がない業務

  • 慣習で続けているが、成果に直結していない会議や報告

  • 「以前からやっているから」という理由だけで残っている作業

  • 他社もやっているから、という理由で始めた施策

判断基準: 「この業務をやめたら、売上や顧客満足度に影響があるか?」 答えがNOであれば、やめる候補です。

【箱②】任せる(DELEGATE)

対象:自分以外でも対応できる業務

  • 手順が決まっているルーティン業務

  • 経験を積めば、社員やパートナーでも対応可能な仕事

  • 自分がやると早いが、他の人でも70%の品質は出せる仕事

判断基準: 「この業務を、3年後も自分がやっているか?」 答えがNOであれば、任せる候補です。

補足: 私自身、「任せる」ことが最も難しかったです。「自分がやった方が早い」「クオリティが心配」——そう思っていました。

でも、信じて任せること。そして、100%の完璧主義をやめること。

この2つを意識したとき、変化が起きました。

任された側に「自律的な気持ち」が芽生え、「会社を良くしていきたい」という人が増えていったのです。

【箱③】集中する(FOCUS)

対象:自分にしかできない、事業の未来をつくる仕事

  • 新規事業や新サービスの構想

  • 重要な顧客との関係構築

  • 組織のビジョンや方向性を考えること

  • 自分が「これをやるために経営している」と思える仕事

判断基準: 「この仕事をしているとき、時間を忘れて没頭できるか?」 答えがYESであれば、ここに時間を集中させるべきです。

仕分けを実行するコツ

1. まず「やめる」から始める 空白をつくらなければ、集中する時間は生まれません。

2. 「任せる」は70点で合格とする 完璧を求めると、いつまでも手放せません。

3. 「集中する」時間を、先にスケジュールに入れる 空いた時間でやろうとすると、他の業務に押し出されてしまいます。

事業の再定義という選択肢

ここまでお読みいただいて、「仕事の仕分け」は理解できたけれど、それだけでは根本的な解決にならない——そう感じた方もいるかもしれません。

その感覚は正しいと思います。

仕事の仕分けは、あくまで「やり方」の改善です。しかし、違和感の根本にあるのは、「何のためにこの事業をやっているのか」という問いではないでしょうか。

創業当初に描いていたビジョン。 お客様に届けたかった価値。 自分自身が実現したかったこと。

忙しさの中で、それらが少しずつ薄れていることに気づいているからこそ、「順調なのに手応えがない」と感じるのだと思います。

私がVELETで提供したいのは、単なる業務の効率化ではありません。

事業そのものを再定義し、経営者が「本来やりたかったこと」に立ち戻るための支援です。

VELETが目指す「Transformation Design」

最後に、VELETとしてのスタンスをお伝えさせてください。

私は、便利な作業代行ではなく、「変革の設計者(Transformation Designer)」でありたいと考えています。

目の前の売上を伸ばすことではなく、売上の「つくり方」を見直すこと。 忙しさの構造を解体し、経営者が集中すべきことに時間を使えるようにすること。 そして、「何のためにこの事業をやっているのか」を一緒に問い直すこと。

これが、VELETが掲げる「Transformation Design(変革の設計)」です。

Transformation Designについて詳しく見る


あの年末の寂しさは、今なら分かります。

数字は達成していたけれど、「自分が本当にやりたかったこと」からは遠ざかっていた。

その違和感を、心が教えてくれていたのだと思います。

もし今、あなたが同じような感覚を持っているなら、それは変化のサインです。

違和感を感じているということは、現状に満足していないということ。 現状に満足していないということは、もっと良くなる可能性があるということ。

その可能性を、一緒に形にしていければと思います。

戦略に 体温を。

事業の再定義を、一緒に考えませんか?

VELETでは、Transformation Designを通じて、経営者の事業再定義を伴走支援しています。

「順調だけど、このままでいいのか」と感じている方、まずはお話を聞かせてください。

Transformation Designの詳細はこちら

お問い合わせ

まとめ

売上は伸びているのに手応えがない——その違和感は事業を見直すタイミング。札幌のCMO代行・上村啓太が、フォトスタジオ時代の経験をもとに、仕事を「やめる」「任せる」「集中する」の3つに仕分ける方法を解説。信じて任せ、完璧主義をやめることで、組織に自律的な気持ちが芽生える。VELETは「Transformation Design(変革の設計)」として、経営者が本来やりたかったことに立ち戻るための支援を行う。

VELET代表 上村啓太 戦略に 体温を。

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