2026/02/11

映画『フォードvsフェラーリ』に学ぶ経営者と職人の関係|私が「シェルビー」を目指す理由

映画『フォードvsフェラーリ』をビジネス視点で解説。多くの人はマネジメント側のシェルビーに憧れるが、私は職人気質のマイルズに惹かれた。なぜか?自分もまた「いいものを作りたいだけ」の人間だから。だからこそ、世の中のマイルズを守るシェルビーになりたい。札幌のCMO代行が語る「右腕」の役割とは。

上村啓太

2026/02/11

映画『フォードvsフェラーリ』に学ぶ経営者と職人の関係|私が「シェルビー」を目指す理由

映画『フォードvsフェラーリ』をビジネス視点で解説。多くの人はマネジメント側のシェルビーに憧れるが、私は職人気質のマイルズに惹かれた。なぜか?自分もまた「いいものを作りたいだけ」の人間だから。だからこそ、世の中のマイルズを守るシェルビーになりたい。札幌のCMO代行が語る「右腕」の役割とは。

上村啓太

私たちは、貴社のブランドが輝き、測定可能な事業成果をもたらす、高性能のマーケティング機能と自律成長組織の構築を専門としています。

※ネタバレを含みます。


札幌でCMO代行・組織コーチングを展開するVELET代表の上村啓太です。

昨日、一人で映画『フォードvsフェラーリ』を観ました。

観終わった後、しばらく動けませんでした。

今日は、この映画を通じて気づいたことを書きます。

多くの人は「シェルビー」に憧れるだろう

『フォードvsフェラーリ』は、1966年のル・マン24時間レースで、フォードがフェラーリを打ち負かすまでの実話を描いた映画です。

登場するのは二人の男。

キャロル・シェルビー——元レーサーで、フォードのレーシングチームを率いる戦略家。大企業の政治や数字と戦いながら、チームを勝利に導く。

ケン・マイルズ——天才的なドライバーであり、メカニック。純粋に「速く走ること」だけを追求する、不器用な職人。

ビジネスの文脈でこの映画を語るなら、多くのコンサルタントや経営者は「シェルビー」に憧れるのではないでしょうか。

経営陣と現場の間に立ち、調整し、最終的に結果を出す。それがマネジメントの仕事だ、と。

でも、私は違いました。

私は、マイルズに強烈に惹かれました。

なぜマイルズに惹かれたのか

マイルズは、不器用な男です。

言いたいことは言う。空気は読まない。大企業の偉い人にも平気で噛みつく。

でも、彼の中には一つの軸がある。

「いい仕事がしたい」

ただ、それだけ。

速く走りたい。最高のマシンを作りたい。誰かを喜ばせたい。

数字のためでも、出世のためでもない。純粋に、いいものを作りたいだけ。

私は、この感覚を知っています。

私の中にもマイルズがいる

正直に言います。

私も本質的には「職人」です。

数字や政治は、得意ではありません。というより、好きではありません。

「いいものを作りたい」「誰かの役に立ちたい」——その想いで動いてきました。

銀行、人材派遣、リクルート、フォトスタジオ。どの現場でも、私が大切にしてきたのは「目の前の人に、最高の価値を届けること」でした。

でも、現実には「大人の事情」が邪魔をする。

予算、社内政治、数字のプレッシャー、上からの方針——。

「純粋にいい仕事がしたいだけなのに、なぜこんなに難しいんだ」

そう思ったことは、何度もあります。

だから、マイルズの苦しみが分かる。

そして、マイルズ一人では勝てないことも、知っています。

あのシーンで涙が出た理由

映画のクライマックス、ル・マン24時間レース。

マイルズは圧倒的な速さでトップを走っていました。勝利は目前。

しかし、フォード本社から指示が下ります。

「3台同時ゴールで、フォードの勝利を演出しろ」

マイルズは、アクセルを緩めました。

順位を譲り、他の2台と並んでゴールラインを越えた。

結果、レギュレーションの関係で、マイルズは2位になりました。

このシーンで、私は涙が出ました。

なぜか。

マイルズは、負けたのではない。

彼の中では、やり切った感覚があった。自分の仕事は全うした。最高の走りをした。

だからこそ、順位という「外側の評価」ではなく、自分の中の「やり切った感覚」を信じることができた。

そして、それができたのは、シェルビーとの関係性があったからだと思うのです。

シェルビーは、マイルズを信じていた。マイルズも、シェルビーを信じていた。

勝っても負けても、この関係は変わらない。

その信頼があったから、マイルズは穏やかにアクセルを緩められたのではないか。

私がVELETをやっている理由

ここで、自分自身のことを振り返ります。

私はこれまで、どちらかというと「マイルズ側」として生きてきました。

大人の事情に対して、真っ向勝負してきた。

空気を読まずに本音をぶつけることもあった。子供っぽいと言われたかもしれない。

でも、それは「想い」があるからです。

素直に、本音で、人間としてぶつかる。心をぶつけ合う。

私は、それを悪いことだとは思いません。

むしろ、感性を活かし、心でぶつかり合える関係は、なんて素晴らしいのだろうと思います。

ただ、マイルズ一人では勝てないことも学びました。

だから今、私はVELETをやっています。

私の中の「マイルズ」が、世の中の「マイルズ」の痛みを理解する。

私の中の「シェルビー」が、その想いを勝利(数字)に変える。

これが、私の役割です。

ただ、マイルズ一人では勝てないことも学びました。

映画の中で、シェルビーがこう言うシーンがあります。

「勝利は買えない。勝利をもたらす男なら、買えるかもな」

このセリフに、痺れました。

勝利そのものは、誰にも約束できない。
でも、「勝利をもたらす男」にはなれる。

それが、私がやりたいことです。

だから今、私はVELETをやっています。


喧嘩もするけど、未来に向けて前進する

映画の中で、シェルビーとマイルズは何度もぶつかります。

あるシーンでは、芝生の上で本気の殴り合いをします。

でも、喧嘩が終わると、二人は並んで座り、コーラを飲んで笑い合う。

このシーンが、私にはたまらなく愛おしかった。

喧嘩もする。でも、未来に向けて常に前進しようとする。

これが、私の考える「パートナー」の姿です。

表面的に仲良くするのではない。言いたいことを言い合える。ぶつかり合える。

でも、根っこには信頼がある。お互いの「想い」を知っている。

だから、どんなに喧嘩しても、最後は同じ方向を向ける。

私は、そんな関係をクライアントと築きたい。

私は、あなたのシェルビーになりたい

この記事を読んでいるあなたは、もしかしたら「マイルズ」かもしれません。

いいものを作りたい。お客様を喜ばせたい。純粋に、仕事を全うしたい。

でも、数字のプレッシャー、社内の政治、経営の重圧——それが邪魔をする。

「なぜ、こんなに難しいんだ」

そう思っているかもしれません。

私は、その気持ちが分かります。

なぜなら、私も「マイルズ」だから。

だからこそ、私はあなたの「シェルビー」になりたい。

数字や政治からあなたを守り、あなたが「いい仕事」に集中できる環境をつくる。

時にはぶつかるかもしれない。本音でぶつかり合うかもしれない。

でも、それは「想い」があるから。

喧嘩しても、最後は芝生に座って、コーラを飲んで笑い合いたい。

そして、一緒にゴールラインを越えたい。

戦略に 体温を。

「シェルビー」を探していませんか?

VELETでは、CMO代行・組織コーチングを通じて、経営者の「右腕」として伴走支援を行っています。

数字も見る。戦略も立てる。でも、根っこにあるのは「愛と信頼」です。

あなたの中の「マイルズ」を守り、勝利に導く。

そんなパートナーを探しているなら、ぜひお話を聞かせてください。

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まとめ

映画『フォードvsフェラーリ』をビジネス視点で考察。多くの人はマネジメント側のシェルビーに憧れるが、札幌のCMO代行・上村啓太は職人気質のマイルズに惹かれた。「いいものを作りたいだけなのに、大人の事情が邪魔をする」——その痛みを知っているからこそ、世の中のマイルズを守るシェルビーになりたい。喧嘩もするけど、未来に向けて前進する。それが本当のパートナーシップ。

VELET代表 上村啓太 戦略に 体温を。

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