2026/01/13

会議で「結論」を急かすのをやめたら、現場から「最高の一手」が生まれた話

札幌のCMOが実践する新マネジメントOS。会議で「どうするの?」と急かすのをやめたら、現場から最高のアイデアが生まれた。管理から伴走へ。リクルート出身、8年連続10%成長の実体験。

上村啓太

2026/01/13

会議で「結論」を急かすのをやめたら、現場から「最高の一手」が生まれた話

札幌のCMOが実践する新マネジメントOS。会議で「どうするの?」と急かすのをやめたら、現場から最高のアイデアが生まれた。管理から伴走へ。リクルート出身、8年連続10%成長の実体験。

上村啓太

私たちは、貴社のブランドが輝き、測定可能な事業成果をもたらす、高性能のマーケティング機能と自律成長組織の構築を専門としています。

〜「管理」を手放し「視点」を揃える、新しいマネジメントOS〜

「数字が悪い、なんとかしろ」
「で、どうするの?」
「いつまでにやるの?」

そう言えば言うほど、会議室に沈黙が広がる。現場は黙り込み、会議は「報告という名の儀式」になっていく。

あなたの会社の会議は、どうですか?

私は今日、そのスタイルを完全に捨てました。そして、目の当たりにしました。現場から「最高の一手」が自然と湧き上がる瞬間を。

本記事では、リクルートで8年連続10%成長を達成し、現在は札幌で50社以上の中小企業を支援するCMOが、「管理」から「伴走」へとマネジメントOSを切り替えた実体験をお届けします。

リーダーの孤独と焦り

会議室で起きている「静かな崩壊」

多くの経営会議や定例会で、リーダーはつい「で、どうするの?(Do)」と行動を迫ってしまいます。

よくある光景:

  • 売上が下がった → 「なんとかしろ」

  • 施策が進んでいない → 「いつまでにやるの?」

  • トラブルが起きた → 「誰の責任?」

一見、これは「マネジメント」のように見えます。でも、実際に起きているのは:

  • スタッフは萎縮し、報告だけする

  • 「言われたことをやる」指示待ち組織になる

  • 会議は「叱責の場」「言い訳の場」になる

私自身が、かつてそうだった

正直に言えば、私も以前はそうでした。

人材派遣会社やリクルート時代、数字に追われる日々。「なぜできない?」「どうするつもり?」と問い詰めていたこともありました。

でも、あるとき気づいたんです。

「結論を急かすほど、現場の思考が止まる」

人は、答えを出すことを強制されると、「正解を言わなければ」というプレッシャーで頭が真っ白になります。

そして、本当に必要なのは「正解」ではなく、「一緒に見る視点」だということに。

新OS「思考整理・伴走」の導入

今日、私はスタンスを変えた

今日のクライアント(札幌の複数社)との定例会で、私は実験的にスタンスをガラリと変えました。

変えたこと

1. 「判断」をしない

これまで:


「その施策、やるべきだと思う」
「この数字なら、◯◯を優先すべき」

今週:



「この数字、どう見える?「何が見えてきた?

2. 「評価」もしない

これまで:



「それは良い施策だね」
「それはリスクが高いかも」

今日:



「それ、面白いね。もう少し聞かせて」
「他に見えることはある?

3. ただ、「視点のピント合わせ」だけに徹した

今日の会議で私がやったのは、たった一つ。

「今、事実(数字)はどうなっているか?」という視点のピント合わせ

具体的には:

  • 「今月の売上、どの顧客層が伸びてる?」

  • 「この商品、どの時間帯が強い?」

  • 「リピート率、前月と比べてどう?」

「どうすべきか」ではなく、**「何が見えるか」**を問いかけました。

起きた変化: 会議室に「未来」が生まれた

変化1: スタッフが自ら話し始めた

こちらが結論(正解)を出さず、思考の「余白」を残した瞬間、スタッフが自ら話し始めました。

ある自動車教習所での出来事:

私: 「今月の入校者数、どの年齢層が伸びてる?」

スタッフA: 「実は、30代が増えてるんです」

私: 「へえ、なんでだろう?」

スタッフB: 「もしかして、ペーパードライバー講習の口コミじゃないですか? Instagramで拡散されてるみたいで」

スタッフC: 「だったら、ペーパー講習をもっと打ち出せば、30-40代の女性層を取れるかも!」

私は何も指示していません。ただ、「何が見える?」と問いかけただけです。

変化2: 経営者が思いつきもしなかった「攻めのアイデア」

ある美容クリニックでの出来事:

私: 「今月の新規問い合わせ、どの施術が多い?」

スタッフ: 「ハイフが増えてます」

スタッフ: 「実は、40-50代の方が多いんです。しかも、インバウンド(外国人観光客)からの問い合わせも増えてて」

私: 「それ、すごいチャンスじゃない?」

スタッフ: 「英語対応のLPを作って、観光客向けに打ち出せば、観光 × 美容という新市場が取れるかもしれません!」

驚いていました。「そんな視点、全くなかった」と。

変化3: 指示待ちチームが「自走」し始めた

これまで:

  • 「何をすればいいですか?」

  • 「これ、やっていいですか?」

今日:

  • 「これ、試してみたいです!」

  • 「来週までに◯◯をやってみます」

誰も「やれ」と言っていないのに、自ら動き出したんです。

気付き: リーダーの役割の再定義

人は「やれ」と言われたことには従うだけだが、「自分で見つけた」ことには熱狂する

今日の会議で、私は確信しました。

人は、命令されたことには「従う」だけ。でも、自分で見つけたことには「熱狂する」。

リーダーの仕事は、ハンドルを奪うことではない

これまでのマネジメントOS:



リーダー = 運転手
スタッフ = 乗客

リーダーがハンドルを握り、目的地を決め、スピードを調整する。
スタッフは、ただ座っているだけ。

新しいマネジメントOS:



リーダー = 助手席
スタッフ = 運転手

リーダーは「あそこに何か見えるね」と指をさし、
スタッフの視界を広げる(Accompaniment)
ハンドルは、スタッフが握る。

「視点のピント合わせ」がすべてを変える

今日、私がやったのは:

  • 判断しない

  • 評価しない

  • 指示しない

ただ、「今、何が見える?」と問いかけただけ

でも、それだけで:

  • スタッフが自ら考え始めた

  • 経営者が思いつかなかったアイデアが出た

  • チームに「未来」が生まれた

今日の会議室には、「愛」と「未来」があった

会議の最後に起きたこと

自動車教習所での出来事:

会議の最後、スタッフの一人がこう言いました。

「今日の会議、楽しかったです。いつもは『どうするか』を迫られてプレッシャーだったけど、今日は『何が見えるか』を一緒に考えられて、ワクワクしました」

美容クリニックでの出来事:

院長がこう言いました。

「今日、初めて『チームで経営している』と感じました。今まで、私一人で悩んで、スタッフに指示を出していた。でも今日、スタッフが自ら『やりたい』と言ってくれた。これが、本当のチームなんですね」

間違いなく、そこには「愛」があった

今日の会議室には、間違いなく:

  • があった(お互いを信頼し、尊重する空気)

  • 未来があった(チーム全員が、明日を楽しみにしている)

結び: 北海道の企業を「自走」させる

あなたの会社の会議は、過去の言い訳をする場所ですか? それとも未来を創る場所ですか?

多くの会議は、「何がダメだったか」「誰が悪いか」を詮索する場になっています。

でも、そんな会議から、未来は生まれません。

「管理」ではなく「伴走」

私が提唱する新しいマネジメントOSは:

  • 管理(Control)ではない

  • 伴走(Accompaniment)だ

伴走とは:

  • 結論を急かさない

  • 評価・判断をしない

  • ただ、視点を揃え、一緒に見る

このスタイルで、私は2026年も札幌の企業の背中を押し続けます

私、上村啓太は、札幌・北海道の中小企業を「自走する組織」に変えることに人生を賭けています。

なぜか?

想いがあるのに、構造がなくて潰れる会社が多すぎるからです。

そして、その「構造」を作るために必要なのは:

  • 経営者の孤独を解消すること

  • チームの視点を揃えること

  • 現場から「最高の一手」が生まれる余白を作ること

今日のまとめ

会議で「結論」を急かすのをやめたら:

  1. スタッフが自ら話し始めた

  2. 経営者が思いつかなかった「攻めのアイデア」が出た

  3. 指示待ちチームが「自走」し始めた

リーダーの役割は:

  • ハンドルを奪うことではない

  • 助手席で「あそこに何か見えるね」と指をさし、チームの視界を広げること

新しいマネジメントOS:

  • 「管理」ではなく「伴走」

  • 「判断」ではなく「視点のピント合わせ」

あなたの会社でも、この「新OS」を試してみませんか?

次回の会議で、こう問いかけてみてください

❌ 「で、どうするの?」
✅ 「今、何が見える?」

❌ 「なんでできないの?」
✅ 「どんな変化が起きてる?」

❌ 「誰の責任?」
✅ 「どこにチャンスがある?」

たった一言変えるだけで、会議室の空気が変わります。

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執筆者: 上村啓太(VELET代表)
リクルート出身、事業責任者として8年連続売上10%成長達成。北海道の中小企業50社以上をCMO代行・組織コーチングで支援。「戦略に、体温を。」をコンセプトに、超伴走型のCMO代行サービスを提供。

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